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*特典2の連泊割引は、2泊目以降、1泊につき大人¥1,000、こどもA¥700、こどもB¥500を割引いたします。
日本伝統の木工芸技術は古代から今日に至るまで脈々と受け継がれ、私たちの身の回りの箪笥や箱、家具にも使われています。著名な正倉院には多くの木製の宝物があり、珍貴な素材を惜しげもなく使い、技術の粋を尽くした繊細かつ華麗な工芸品が私たちの目を楽しませてくれます。
本展では、そうした日本最高峰の木工芸に注目し、その「技」と「心」を引き継いでいる木工藝家・須田賢司氏の作品を通じて、そこに至る日本の木工の歴史をはじめ、伝統の指物から総合芸術たる「木工藝」へと昇華させた工芸の最先端の世界を紹介します。また、作品に使用する手道具や材料もご紹介し、映像コーナーでは人間国宝 須田賢司の技、精緻な木工作品を生みだす背景をご覧いただけます。ぜひ会場にて清雅な工芸の世界をご覧ください。
楓嵌装箱一双「二都物語」
黒柿と栃 リコーダーのための箱 一対「星彩」
献保梨拭漆嵌装重ね箱
シガレットケイス詳寸図 梶田惠作図
所蔵 / 東京藝術大学大学美術館(複製)
須田 賢司 木工藝家
1954年、祖父・須田桑月から続く木工芸家に生まれる。1973年から父・須田桑翠に師事し、指物技法を習得。母方の祖父からは漆芸を学ぶ。2010年紫綬褒章受章、2014年重要無形文化財「木工芸」保持者(人間国宝)に認定。現在、群馬県甘楽町に工房を構える。ニュージーランドやスウェーデン、デンマークでのワークショップ等、海外文化交流にも力を注ぐ。