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今森光彦さんは、故郷の琵琶湖周辺の里山を舞台に30年以上にわたり自然や人々の暮らしを撮り続ける写真家です。1992年に『マザー・ネイチャーズ』誌上で「里山物語」の連載を開始、「里山」という言葉が世間の注目を集めるきっかけとなりました。今森さんが考える「里山」とは、「人と生き物が共に暮らすところ」、「人と生き物が共存する、日本古来の農業環境のこと」で、人と生き物が共存するすべての空間のことを里山と呼んでいます。
この50年くらいの間に、田んぼのあぜ道の風景は、コンクリートの道路に代わり、生き物は棲む場所を追われて、私たちの目の前から遠ざかりました。私たちは、生活様式の激変の中で、里山を構築する農業の文化も無くしてしまうかも知れません。
今森さんは、100年前の自然を取り戻すには、もう手遅れかもしれない、と疑問を持ちながらも、里山の写真を撮ることや、子ども達に生き物の魅力を伝えることを続けています。1962年に生物学者のレイチェル・カーソンが『沈黙の春』で環境問題を告発してから55年が過ぎました。多くの有識者が環境問題の解決に向けてすぐにでも一歩を踏み出さなければならない、と警鐘を鳴らす現代ですが、恐ろしさを強調することだけでなく、身近な日本の風景の魅力を伝え、その中に暮らす生き物や人々の姿を伝えることもまた、人々の心を打ち、環境への理解を深めるきっかけになると思います。
今回の展覧会では、里山の自然とは、原生の自然のことだけではなく、生き物と人間が共に暮らす日々の営みの風景そのものだということを伝えたいと思います。今森さんの、故郷の琵琶湖を取り囲む里山の風景は、きっと私たちの暮らしが自然といかに深く関わっているか、そして、私たち自身も里山の風景の中にあるということを教えてくれることと思います。
今森 光彦(いまもり みつひこ)氏プロフィール
1954年滋賀県生まれ。写真家。近畿大学卒業後、独学で写真技術を学び、1980年よりフリーランスとなる。以後、琵琶湖を望む田園風景の中にアトリエ「オーレリアン*の庭」を構え活動する。自然と人との関わりを「里山」という概念でとらえ、「里山」をテーマに撮影する。一方、熱帯雨林から砂漠まで、広く世界の辺境地の訪問を重ね、取材を続けている。また、ハサミで自然の造形を鮮やかにきりとるペーパーカット アーティストとしても知られる。
*オーレリアン:チョウを愛する人
主催:公益財団法人ギャラリーエークワッド / 協力:裏磐梯高原ホテル,株式会社アサヒプロパティズ /
後援:裏磐梯観光協会